Search
Calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
最高裁の国籍法違憲判決
0
    結婚していない日本人男性とフィリピン人女性から生まれた後、日本人男性に認知されたフィリピン国籍の子供が、両親が結婚していないことを理由に日本国籍の取得が認められないのは違憲だとして、日本国籍の確認を求めた2件の訴訟の上告審判決が4日、最高裁大法廷(裁判長・島田仁郎長官)であった。

     大法廷は、父母の婚姻を国籍取得の要件とする国籍法の規定は、憲法14条が保障する「法の下の平等」に反するとし、10人の原告全員の日本国籍を認めた。原告の逆転勝訴が確定した。

     裁判官15人のうち10人が原告に日本国籍の取得を認める判断を示した。最高裁が法律の規定を違憲と判断したのは、戦後8件目で、政府は国籍法の改正を迫られることになった。原告と似た境遇で国内に暮らす外国籍の子は数万人いるとみられ、今後、国籍取得の届け出が相次ぐなど大きな影響が出そうだ。

     原告は、東京都などの8〜14歳の男女10人。法相に日本国籍取得を届け出たが、認められず、2003〜05年に提訴した。

     訴訟では、母が外国人で、日本人の父から生後認知された非嫡出子(婚外子)に国籍を認めない国籍法の規定が、日本人の嫡出子などとの間で、不合理な差別をしたと言えるかが争点となり、1、2審で判断が分かれていた。

     判決はまず、この規定が設けられた1984年の法改正当時、「日本人の父と外国人の母の婚姻が、日本との密接な結びつきを示すとしたことに相応の理由はあった」と述べ、当時は違憲ではなかったとした。

     しかし、その後、非嫡出子の割合が増え、親子関係や家族生活も多様化したことから、「父母が婚姻して初めて、わが国との密接なつながりが認められるとの考えは、家族生活の実態に合わなくなった」と指摘。日本人を親に持つ子供の中で、日本人の父に生後認知されたが、両親が結婚していない子だけが国籍を得られないのは、不合理な差別だと結論づけた。

     一方、横尾和子、津野修、古田佑紀の3裁判官は「非嫡出子の場合、日本との結びつきを個別に判断する帰化制度が合理的で、婚姻を要件としたことは合理的」とする反対意見を述べた。また、甲斐中辰夫、堀籠幸男両裁判官は、原告らに「国籍を与える規定を置いていないのは違憲」としたが、新たな規定を創設することは司法の役割を超えるため、国会の立法措置に委ねるべきだとする反対意見を述べた。(読売新聞)

    久し振りの最高裁違憲判決でした。
    前回は海外居住者の選挙権問題だったと思います。
    判決文をじっくり見ないと何とも言えませんが、この判決を聴いて一番先に浮かんだのが民法の相続の件です。
    嫡出子と非嫡出子の法定相続分に差をつけている規定ですが、これもこの判決から行くと問題になりますね。
    どなたか訴訟を起こしてもらえないかな、、、、

    それはともあれ、”父との密接な関係”があるから国籍を取得させるのであれば、胎児認知と出生後認知の扱いに差があるのは整合性がつかないでしょう。その意味では今回の判断は納得いきます。

    現実のそのような状況におかれる子供が増えているのは肌で感じるところです。そして彼らが不利な立場でしかないのもです。
    生後の認知では在留資格は取れるが、入管の許可を得ての更新が必要だし、選挙権もなく、帰化もなかなか難しい。
    そういう状況を救済するということで評価できる判決かなと思います。

    今回の件をみると、300日問題で戸籍のない人たちの救済も考えなければならないのではと思います。
    posted by: クレヨン | 法律の話 | 08:49 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
    今回の判決は至極納得できるものですが、裁判になる前になぜ国籍法の改正ができなかったのかが疑問です。
    どうでも、違憲判決がでたら改正せざるを得ないんだし…。
    | おさる | 2008/06/05 10:57 PM |
    うーん立法の不作為についてはなんともですが、尊属殺人罪の法改正のときのようにちんたらしていないで早く改正しろよとは思います。
    | クレヨン | 2008/06/05 11:21 PM |
     新聞やテレビを見ていると、こうして生まれた崩壊家庭が凶悪犯罪の温床になっている現実も否定できない。婚外子の人権擁護も大切ですが、不幸な出生を奨励する結果を危惧する。
    | 罵愚 | 2008/06/06 5:09 AM |
    罵愚さん
    コメントありがとうございます。

    今回の件の原因の片割れ(父親)については、報道もないようです。
    確かに不幸な事例が増える引き金にならなければよいですね。
    | クレヨン | 2008/06/06 10:45 AM |
     法律かも報道機関もブロガーも、無責任ですね。もうちょっと包括的な議論をしなければいけないともいます。
    | 罵愚 | 2008/06/06 6:48 PM |









    この記事のトラックバックURL
    http://blog.yamazaki-office.com/trackback/576981
    トラックバック